学士様の監視


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学士様、喧嘩を売る

華氏451度
「留学生の素朴な疑問」に答えてみたへのコメント
「大学生が勉強する」の中身の問題では? (kaetzchen)
2007-04-25 00:57:10
3月まで半年間,某公立大の理系学部で教えてた kaetzchen です.学生が勉強するかどうかは,大学の雰囲気・1年次のしつけ・学部学科の違い・卒業時に国試などがあるか……などの様々な要因があるのではないかと思いますよ.

詳細は McRash さんの「日本の大学はディプロマ・ミル?」 http://mcrash-f2.workarea.jp/archives/2007/02/post_112.html にもちょこちょことコメントしておきましたので,皆さんも大学史の復習として読まれておかれると幸いかと.

うちの学科の場合は4年卒業時に,あたしの学科の場合も卒業時に国家試験がありましたから,どうしても詰め込み・がり勉にならざるを得なかった部分はありましたね.(但し国立の薬学部になるとわざと国試を受けずに研究者になる男子学生が結構いる) まぁ,医・歯・薬・獣医は実質的に博士課程まで9年制ですから,やむを得ない部分もあります.

つまり,luxenburg さんたちの議論は大多数の「私立文科系」ばかりで,私ら少数派の理科系の詰め込み地獄のことなんか完全に無視されてるんだなぁ(笑)

んで,お遊び私立文系へのとりあえずのお薬.
1)語学の単位で苦しめる.2年までに第1を16単位・第2を12単位・第3を8単位,最低でも取らないと退学にする(笑) ちなみにあたしは12・12・8・8取りました.せっかくの暇な教養軌間は語学に没頭しましょう.できれば数学もやって欲しいけど.

2)いまの30代に多いんだけど,他人を見下すバカが多い.喜怒哀楽のコントロールができないのか,へらへら笑ってると思ったらいきなりキレる.この4月から奨学金がもらえて,目が見えなくなっても良いように臨床の某診療科のレジデントになりまして,この手のバカの十年前の青春時代の分析をしてたり.ただ,目が見えないと勉強がつらいですね.勉強したくてもできないというのは情けないです.

3)大学生が勉強しないといっても,あたしら理系みたいに目的があって突っ走っていくのとちがって,私立文系はそういうタイプの学生が少ない.つまり大学に入ってから自分探しをしているのだな.この自分探しについてはもう眠いのでまたいずれ.

ある程度の知識の詰め込みは必要 (kaetzchen)
2007-04-25 01:18:24
あと一つ.華氏さんは考え違いをしていると思います.

いま40代後半というのは,日本の教育史でもっとも詰め込みが激しかった年代にあたります.

だから,いま50代前半~40代後半の常識でものを考えると,「ゆとり教育」によって完全に頭がパーの白紙になってしまっている若者のことを理解することは不可能です.

# 大学3年の物理の授業で,分数と比の話をするはめになるとは驚いた!小学校で習ってないんだよなー

日本教養の基礎はやはり漢文 (kaetzchen)
2007-04-28 11:43:46
差別用語を敢えて使うと「支那と朝鮮」ですけど,日本人は自らが「支那と朝鮮」の出来損ないだという自覚に欠けますね.これは恐らく秀吉の朝鮮侵略 → 鎖国へと到る政策の流れの中で醸し出されたものではないかと思うんですよ.その証拠に,まともな武家や農家では四書五経は絶対的な教養だった.つまり江戸時代も中国古典は細々と読み継がれていたわけ.私が「勉強しない大学生につける薬は大量の外国語の押しつけ」と言っているのは,そういう基礎がない奴にでかいつらさせてたまるもんかという考えがあります.

例えば,マルクスにしてもヘーゲルにしても,元の独文や英文を読みこなす力ができて,初めて「翻訳に頼らない」読解が可能となる訳でして.レーニンも同じですね.原文のロシア語が読めて初めて理解が出来る.理科系でも,私らが学生の頃は数学科と言えばまずフランス語の読み書きを覚えて,ブルバギを読むのが卒論だった.お茶大の「品格」氏は岩波文庫の邦訳を読ませて卒業させるそうな.お茶大も堕ちたものである.知性以前の問題だ.翻訳は知性が抜け落ちているものだということは,翻訳書を出版した経験があれば誰でも持っているはず.

luxemburg さんの言われる「若者がとっくに克服されているはずの80年くらい前の間抜けな観念を得々として語る」は,所詮,教育勅語程度の知ったかぶりに過ぎません.私の親父は教育勅語をすらすらと間違いなく暗誦できたから「優等生」とされただけであって,それならば「金日成語録」「毛沢東語録」「スターリン語録」「米軍憲章」でも同じことだ.暗記力の違いで偉い・劣るが決められてはたまらない.要するに「和魂洋才」とは「知ったかぶりのアリ競争」なのです (笑)

アリやハチの成虫は若い時は幼虫の世話をしたり巣の構築をします.あの六角形の巣の構築はまさに知的行為と言えるでしょう.ところが年老いると彼らは食物探しへと向かうのですね.つまり,私たちが日頃みかけるアリやハチは年老いていつ果てるともない成虫なのです.そして,雨風に打たれて,自然に彼らは死んでいくのです.80年前の教育勅語などを偉そうに暗誦するような若者は,まさにアリやハチ以下とも言えるでしょうね(笑)
 こんなこと書かれたらブログ主さんも困ってしまうでしょうね。
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by 45plus | 2007-05-01 12:02 | kaetzchen